マラソン大会というと地域に密着して開催されることも多いですよね。そのためランナーはもちろん、ボランティアや沿道での応援でマラソン大会に関わったことのある方もたくさんいらっしゃるかと思います!
意外と身近とも言えるマラソン大会で、「道路に捨てられる大量の紙コップやゴミ」を目にしたことはありませんか?もちろん最終的にゴミは回収されますが、普段の暮らしから考えると異様な光景とも捉えれますよね。
そんな中、「ゴミを出さないマラソン」がテーマの大会が開催されました。一体どんな取り組みがされていたのでしょうか?詳しくご紹介していきますのでマラソン好きの方はぜひ最後までご覧いただけますと幸いです!
「ゴミを出さない」湘南国際マラソン
「ゴミを出さないマラソン」がテーマの湘南国際マラソンでは、給水時の使い捨てカップやペットボトルの設置を廃止。
通常であれば、紙コップに飲料を入れて提供したり、ペットボトル飲料を提供することが多いですが、湘南国際マラソンではランナーにマイボトルやカップを持参してもらい、セルフで補給するシステムで運用されます。
マイボトル持参の効果とは?
マイボトル持参のシステムを導入することによって、こんなにも資源を削減することができます。
- ペットボトル31,500本全廃
- 紙・プラカップ50万個全廃
- 完走後配布のペットボトル26,000本全
- これらに使われていた梱包やゴミ袋を削減可能に
結果として二酸化炭素を6tも削減できるとのことで、とてもエコな大会なんです。
給水システム意外にもこんな取り組みが!
湘南国際マラソンでは、この給水システムの導入だけでなく、他にもエコな取り組みが実施されました。
- 参加Tシャツ、スタッフウェアがエコ
︎ペットボトルリサイクルによる繊維を利用し、作られたエコな大会服が用意されています。 - 植物由来の素材を活用
荷物袋や容器には、植物由来の素材を使用しています。
環境に配慮されたマラソン大会の普及に向けて
マラソン大会でマイボトルを持参するとなると少し荷物に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、このように画期的なシステムの導入によって大幅に資源を削減できます。
また本大会では、パンフレットのページ数削減や電子化など、他にもエコなアクションが実施されました。
今回のマイボトル持参を中心としたアクションだけでなく、様々なエコなアイディアを取り入れていくことによって、環境に優しいサステナブルなマラソン大会が普及していくと素敵ですね!