インタビュー
2025.08.09

「発酵」をテーマに商品を開発。キッコーマンこころダイニングにインタビュー!

今、健康志向の人々から注目を集める発酵食品。発酵食品は栄養価が高いことに加え、腸内環境を整えたり、免疫力を高めたりと、様々なメリットがあることで知られています。

この発酵食品をテーマに商品を開発・販売、またアンテナショップを運営しているのが、キッコーマンこころダイニング。同社はキッコーマンの社内ベンチャーとして生まれ、自社で開発した商品を通じて、発酵食品の魅力や効果を国内外に発信しています。

どんな商品を手掛けているのか。キッコーマンこころダイニング代表取締役社長の茶谷(ちゃたに)良和さんに、商品について、また事業にかける思いを伺いました!

Q. 茶谷社長、本日はよろしくお願いします。キッコーマンこころダイニングはどのような会社なのですか?

キッコーマンが製造しているしょうゆは、発酵食品です。
この「発酵」にフォーカスして、独自の商品開発をしているのが、キッコーマンこころダイニングです。

キッコーマンこころダイニングの商品は、デパートや専門店での販売が中心です。自分たちで作った商品をお客様に直接届けたいという思いから、D2C(ダイレクト トゥ コンシューマー)モデルを採用。
自社ECサイトと自社アンテナショップ、デパートやライフスタイルをテーマにした小売店、そして一部飲食店で商品を販売しています。

Q. 今、 発酵は健康の観点から注目を集めています。どんな商品を開発しているのですか?

主に「しょうゆもろみ」をベースとした商品を開発しています。
「しょうゆもろみ」は、大豆・小麦に麹菌を混ぜ合わせて作ったしょうゆ麹に水と塩を加えて、発酵熟成させたもの。この「しょうゆもろみ」を用いて開発したのが、一番人気の『サクサクしょうゆアーモンド』です。

『サクサクしょうゆアーモンド』は、もろみを配合したフリーズドライしょうゆを味のアクセントに、ローストアーモンド、フライドオニオン、フライドガーリックといった具材を加えた調味料です。サクサクとした食感と香ばしい味わいが特長で、ご飯をはじめとした様々な食品と相性がぴったり。リピーターも多くいるヒット商品です。

そのほかにも、玄米や飲料、だしなどに関連する商品を扱っています。

Q. キッコーマンの社内ベンチャーとして生まれた同社ですが、なぜ「発酵」にフォーカスをした商品を開発・販売したのでしょうか。

発酵食品というキッコーマンの得意領域を活かして、豊かな食生活と、食生活を通じた健康づくりに貢献したいという思いがありました。
しょうゆ、味噌、納豆、かつお節など、日本の食文化は発酵で培われたと言っても過言ではありません。古来、保存技術として受け継がれてきた発酵ですが、現代では保存そのものの技術以上に、健康への良い影響が広く認知されつつあります。

そんな発酵食品を現代風にアレンジしながら、食生活の質を向上させていきたい。様々な商品を通じて、私たちのコンセプトである「こころとからだをととのえる暮らし」、そして理念にもある「世界の人々の幸せ」に貢献していきたいと思っています。

Q.アンテナショップでは、どのような活動をしているのでしょうか。

アンテナショップであるこころダイニング吉祥寺店では、ファンづくりを目的として、体験・経験を大切にした取り組みを行っています。食品を知ってもらうには、実際に食べてもらうのがイチバン。1階ではカウンター付きのショップを設けて、試食をしていただきながら商品を選べる形にしています。

2階では発酵調味料を使った数量限定のランチを提供するとともに、毎月、「食でこころとからだをととのえる」をテーマとした、季節の食材とオリジナル調味料を使ったセミナーを開催しています。料理研究家で国際中医師の村岡奈弥先生の監修メニューを、薬膳を学んだ講師がレクチャー。食事をゆっくり召し上がっていただきながら、発酵や薬膳に関する様々な知識を学ぶことができます。

編集部でも実際に、『サクサクしょうゆアーモンド』を食べてみました!

 

ご飯にかけて食べてみたところ……これは美味しい!
しょうゆベースでありながらも、ナッツの甘みを感じられるのが特長。様々な味がブレンドされており、サクサクとした食感が新鮮で、普段の料理に一工夫を加えることができます。

編集部ではご飯にかけて食べてみましたが、どんな料理にも合いそうな食感と味わいです。『サクサクしょうゆアーモンド』シリーズはトリュフ風味やペッパー&スモーク風味など様々な味がありますから、その日の気分に合わせて料理とのいろんな組み合わせを楽しめそうです。

Q.『さくさくしょうゆアーモンド』を編集部でもいただきましたが、とても美味しかったです。今後の会社の展望を教えてください。

国内と海外で、様々な展開を考えています。

国内では、今まで以上に様々な飲食店やホテルに導入していただき、商品を使ったオリジナルメニューや季節限定メニューをお店のスタッフの方々とともに考え、お客様にご提供していくことを考えています。

海外では、バンコクやシンガポールといったアジアの国々、また北米などで商品販売を始めています。海外の多くの国で日本食が注目を集めていますが、イベントに出展したり、日本食のレストランで使っていただいたりと、展開を広げていきたいと思います。

Q.日本はもとより、海外の方々にも「発酵」を届けられているのですね。最後に、本記事を読んでいる読者にメッセージをお願いします!

食と健康は切っても切り離せない関係にあり、何を食べるかで、体調にも健康寿命にも違いがでてきます。日本人の体に合った食事はお米、玄米、もち麦、また発酵食品であるしょうゆ、味噌、納豆といった和食だと思いますが、食の多様化が進む今こそ、元来日本人が食べていたもの、文化や伝統を感じられるものに立ち返ってみてはいかがでしょうか。ぜひみなさんも、普段の食事を見つめ直すことで、健康について考えてみてほしいと思います。

茶谷社長、ありがとうございました!

発酵食品が健康に良いことは少しずつ広まっていますが、忙しい毎日のなかで積極的に取り入れるのは、なかなか難しい部分があります。
しかし『サクサクしょうゆアーモンド』のような栄養満点の調味料があれば、毎日の食事にかけるだけで気軽に発酵食品を摂取できるし、なにより美味しくバリエーション豊かに発酵食品を楽しむことができると感じました。

日本はもとより、海外展開も推し進めているキッコーマンこころダイニング。「日本の発酵食品」が「世界の発酵食品」になる日もそう遠くないかも……。ぜひ日々の食卓に、発酵食品を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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