電気自動車を筆頭に、環境にやさしい車が多く販売されている中で、環境に配慮されたタイヤが登場したのをご存知でしょうか?
そこで今回は、グッドイヤーが発表した「サステナブル素材」でできたタイヤについて、詳しくご紹介していきます。今年からは販売も始まるとのことなのでタイヤの買い替えを検討されている方はぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
サステナブル素材で作られたタイヤってなに?
2030年までに「サステナブル素材100%」で作られたタイヤの導入を目指しているグッドイヤーでは、今年から実際に「サステナブル素材70%」のタイヤの販売が開始予定だそうです。
さらには「サステナブル素材90%」でできたデモタイヤの開発にも既に成功しています。
サステナブル素材90%デモタイヤの特徴
サステナブル素材90%で作られたデモタイヤは、公道走るテストにも合格している安全なタイヤなんです。
またデモタイヤには、環境に配慮されたいくつかの特徴が挙げられます。
サステナブルな原料を使用し炭素の排出を削減
タイヤに欠かせないカーボンブラックと呼ばれる原料は、一般的には石油系の製品を燃やして作りますが、今回のデモタイヤでは、メタン、CO2、植物由来の油、リサイクルタイヤの熱分解油といった資源を活用して作ることで、炭素の排出量の削減などに繋がります。
大豆油を使用
植物油である大豆油を使用することで、従来よりも石油製品の使用量を抑えることができます。
廃棄物を有効活用
埋立処分されがちなシリカを使用することで、資源を有効活用しています。
リサイクルしたプラ製品の活用
ペットボトルなどのプラ製品を工業用のポリエステルとしてリサイクルし活用しています。
松の木の樹脂を使用
石油ベースの樹脂ではなく、松の木の樹脂を使用することでサステナブルにつながっています。
リサイクル率の高い製品を活用
タイヤの強度を補強する役割を担う製品には、リサイクル率の高いものを使用しています。
国際持続可能性カーボン認証を受けた原料を活用
国際持続可能性カーボン認証を受けたバイオなどを使用しています。
自動車だけでなくタイヤもサステナブルな時代へ!
もうすでに「サステナブル素材90%」でできたタイヤが存在するなんて驚かれた方も多いのではないでしょうか?「サステナブル素材100%」で作られたタイヤが登場する日も近いかもしれませんね!身近なことからサステナブルを意識するのも大切ですが、大きな買い物の時こそ、環境への配慮を考えていけると素敵ですね。