2022.11.18
環境を考える

JALが機内食の容器を変えて、年間517トンものプラごみを削減へ

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JALでは、これまでもサステナブルに関する様々な取り組みを行なっており、これらの大きな目標を掲げています。

・2025年度までに「客室やラウンジでの石油由来の使い捨てプラスチックを廃止」
・2050年までに「二酸化炭素の排出量実質ゼロ」

https://press.jal.co.jp/ja/release/202211/007033.html より

このサステナブルな目標を達成するためのアクションのひとつとして、JALでは機内食の容器を新容器に変更することで「年間517トン」ものプラスチックごみを削減していくとのこと。

一体、どのような容器にどのような素材を使用していくのでしょうか?早速、詳しく見ていきましょう!

機内食は、どんな容器に変わっていくの?

機内で提供される食事やコップには、プラスチックが使用されているイメージがありますが、どのような新素材へとシフトしていっているのでしょうか?

再生プラスチックへの転換

【プラスチックごみ削減量:311トン】
今年の12月以降にJALでは、小鉢に使用している蓋とアルコール提供時のカップを再生プラスチック製品にシフトしていきます。

FSC認証済みの紙素材への転換

【プラスチックごみ削減量:175トン】
国際線のエコノミークラスで使用されている主菜の容器と蓋を来年1月以降に、FSC認証済みの紙素材へとシフトしていく予定です。
この取り組みに先立ち、トレーマットについては既に紙素材の導入が始まっているそうです。

【プラスチックごみ削減量:31トン】
今年10月からは、機内で提供される一部の紙コップの蓋についてもFSC認証済みの紙素材へとシフトしています。

このように、再生プラスチックやFSC認証済みの紙素材で作られた容器へとシフトしていくことで、将来的にはトータルで「年間517トン」ものプラスチックごみを削減していくというわけです。

プラスチックごみを削減して持続可能な社会に

プラスチックごみを削減していくことで、海洋汚染や環境汚染、有害物質の溶け出しなどを抑制することができます。

いつかは枯渇してしまう限りある資源を大切にし、持続可能な社会の実現に向けて、このような取り組みがどんどん広まっていってほしいですね。

私たちもできることから、プラスチックごみの削減を意識していきませんか?

 

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