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2022.08.11
暮らしを考える

エシカル食品の目的と選び方|オススメフードブランド7選

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エシカル食品に興味があっても、そもそもの定義が少し曖昧なため、どのような商品を購入すれば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

エシカルについて深く理解しないままエシカル食品を選んだとしても、社会問題に対して役に立つ行動ができているのか実感することも難しいですよね。

そこで今回の記事では、エシカル食品の定義はもちろんのこと、エシカル食品の選び方や、取り扱いのあるショップなどについて詳しくご紹介していきます。

持続可能な社会を実現させるために、消費者として何ができるのか一緒に確認していきましょう!

エシカル食品(エシカルフード)とは

エシカル食品と呼ぶには様々なポイントがありますが、主にこれらが定義とされています。

  • 環境や社会に配慮された食品
  • 無農薬や有機栽培で育った農作物
  • フェアトレード食品
  • 食品ロスを減らすアップサイクル食品
  • 地元で生産された食品
  • シンプルな材料で作られた食品
  • 生産過程において二酸化炭素の削減に取り組まれた食品 など

これらのポイントをチェックして商品選びを行い、より良い未来になるように身近なことからアクションを起こしていきましょう。

そもそもエシカルとは

「Ethical=倫理的な」という意味がありますが、現代においてこの言葉は「社会や環境に対して配慮する」という解釈で使われています。

エシカルについてはこちらで詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

エシカル食品の選び方

最適なエシカル食品を選ぶために念頭に入れておきたいことや、実際に商品を手に取る際の目安となるポイントがいくつかありますので、早速ご紹介していきます!

「エいきょうを シっかり カんがえル」で食品を選ぶ

エシカル消費をする上では、「この商品を購入することで、どこにどのような影響を与えるのか」と、先のことまでしっかりと考えて購入することがとても重要なポイントです。

一般社団法人エシカル協会では、「いきょうを っかり んがえ影響をしっかり考える」を合言葉に、エシカル消費の浸透を促しています。

みなさんも商品を手に取る際には、まずはこの合言葉を頭の中で思い浮かべて、エシカルに繋がるかを判断したうえで、本当に必要なものを購入するように心がけていきましょう。

エシカル食品は認証ラベルを確認して選ぶ

オーガニック商品や地産地消もエシカル食品のひとつとしてカウントできます。しかしこれらの定義はとても広く、本当にエシカルと言えるかを判断することは難しいことだと思います。

そんな時は、商品に貼られているシール「認証ラベル」をチェックしてみてください。
この認証ラベルが商品選びの目印の役割を果たしてくれるのですが、認証ラベルの種類によって示す内容が全くことなりますので、早速詳しくご紹介していきます!

有機JASマーク

「有機農産物」「有機畜産物」「有機加工食品」「有機飼料」分野において、付与されるのが有機JASマーク。

化学合成肥料遺伝子組み替えの使用禁止などが条件となっており、第三者機関が厳しい資産基準のもと精査して付与することで、商品に「有機」と表示することができるようになります。

【商品例】

  • 醤油
  • ケチャップ
  • ごま
  • 大豆
  • すし酢 など

MSC認証

基準に沿った漁業によって獲得された水産物に対する証を「MSC認証」と言います。

この制度は、持続可能な水産資源を残す目的で運営されており、このマークのある水産物を選ぶことで、持続可能な漁業を応援することができます。

【商品例】

  • 明太子おにぎり
  • フィッシュバーガー
  • ツナフレーク
  • 鯖の缶詰
  • 白身魚のフライ など

ASC認証

「MSC認証」を養殖業に置き換えた制度が「ASC認証」です。
このマークがある商品を購入することで、持続可能な養殖業を応援することができます。

【商品例】

  • ブリ
  • タイ
  • 二枚貝
  • 海藻 など

レインフォレストアイランス

持続可能な農業を推進するために、社会経済環境をもとにした認証プログラムを「レインフォレストアライアンス認証」と言います。

この認証は、生産者の人権保護、また森林生物多様性の保全が一定程度保たれていることを約束し、このマークのある商品を選ぶことで、持続可能な農業の実現に貢献することができます。

【商品例】

  • コーヒー
  • チョコレート
  • バナナ
  • 紅茶 など

国際フェアトレード認証

途上国の生産者たちの生活改善や自立を目的とし、その国の原料や商品を適切な価格で購入する公平な貿易体制を「フェアトレード」と呼びますが、このフェアトレードを証明する制度が「国際フェアトレード認証」です。

商品が完成するまでの各工程において、関係する組織を定期的に監査し、基準が遵守されているかを確認します。

【商品例】

  • コーヒー
  • チョコレート
  • はちみつ
  • コットン製品
  • 切り花 など

エシカル食品ブランド7選

ここまでエシカル食品に貼られている認証ラベルについてご紹介しましたが、数多くの商品が陳列されているスーパーで、このシールを毎回探すのはとても時間がかかってしまい、大変ですよね。

そこで今回は、エシカル食品を取り扱っているショップをご紹介していきます。
これらのショップでは多くのエシカル商品が取り扱われていますので、是非気になる商品を手にとってみてください。

大地を守る会

45年の老舗の有機野菜の宅配サービスです。 旬の野菜やフルーツをはじめ、毎週届く定期ボックスもありますので、仕事に家事と忙しい方にもおすすめです。

N・HARVEST

有機スパイス・ドライフルーツ・紅茶などをはじめとしたオーガニックやフェアトレードを取り扱っているストアです。オンラインストアをはじめ、取扱店舗もございますので、是非チェックしてみてください。

小川珈琲

有機コーヒー豆や国際フェアトレード認証を受けている珈琲を販売している店舗です。京都での実店舗をはじめオンラインストアでの取り扱いもありますので、コーヒー好きの方は試してみてはいかがでしょうか。

Mavie

EUのオーガニック認証も受けているオーガニックワインを販売しており、人や環境に優しい商品を購入することができます。オンラインストアでの取り扱いをはじめ、実店舗での購入も可能ですので、是非お気に入りのワインを見つけてください。

NEXT MEATS

日本では珍しい代替肉専門企業です。その名の通り、大豆ミートや、大豆ミートで作られたラザニアや酢豚などのレンジアップ商品を取り扱っています。

身近にエシカル食品を手に入れるには

もっと身近な店舗で実際に目で見て、エシカル商品の購入を検討したいという方も多いかと思います。
お近くのスーパーでもエシカル商品を取り扱っている場合がありますので、お買い物の際にはぜひチェックしてみてください。

  • イオン
    MSC認証を受けた鮭やたらこ、ASC認証を受けたサーモンやエビフライを販売しています。
    他にもたくさんの商品が販売されていますので、お魚コーナーに立ち寄った際には必見です!
  • スターバックス
    国際フェアトレード認証を受けたしたコーヒー豆を使用しています。店舗ではエシカルコーヒークイズもあるようなので、コーヒーを飲みながらチャレンジしてみてください。

普段とは違う商品を購入することでちょっとした気分転換にもなりますので、エシカル消費を楽しみながらはじめてみませんか。

エシカル食品を通して、社会課題と向き合おう!

今回はエシカル食品の存在意義や、エシカル食品の選び方、取り扱いブランドについてご紹介しました。

エシカル食品は、フードロス問題や生産国での児童労働問題と向き合うために、広まるべき食品です。
少しでも興味を持った方は、できるところからエシカル食品を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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